capsule club tour more!more!more! in 新潟LOTSと、ちょっとアートサイト岩室温泉2009の話
一昨年くらい前、映画『パプリカ』の音楽を担当した平沢進にびびっときて、そこからテクノ流れでcapsuleを知り、ここ2年くらい中田ヤスタカの音楽をやたらとパワープレイしている。
MEGとかPerfumeとかCOLTEMONIKHAとか鈴木亜美とか土岐麻子(君に胸キュンのカバーだけじゃん)とか。
そんで、偉大なるcapsule様が、新潟に来るというので、職場の中田リスナーと新潟LOTSのチケットを取ったものの、昨年に続き、例によってクラブ仕様なのである。
クラブといってもチイママとかがいる方ではなく、ダンシンオールナイ(古語)な方のクラブね。
クラブというのは、まぁぶっちゃけていってしまえば、切れ目なく音楽は鳴り続け、聴衆はひたすら身体を動かし続けている場である。なんの思い入れもない表現だな。
リズムにあわせて踊り続けるというのは、ホモ・サピエンスに共通の一つのスタイルであり、新潟の湊祭なども、もともとはそういう祭だったらしい。
自分自身も夜通し行う祭の調査などもしたことがあり、こういったものが一つのスタイルであることは重々承知している。
しかし、若いホモ・サピエンスといい年のホモ・サピエンスでは、いくら同じ種とはいえ、連続活動時間等の基本性能は大きく異なるのである。
長く続いている夜祭りなどで、要所要所に「直会(なおらい)」などの休憩時間を挟んで、老若男女の体調の同期をとっているが、現代のクラブにはそういった人類の叡智が生かされていない。
正直、いい年の人間にはとても辛い。
1900開場のLotsに入ると、案の定前座的なDJのプレイが3時間くらい続く。
それはそれで興味深く、若い衆はとび跳ねたりして、たいへん元気なのであるが、こちらはしのびよる腰痛との戦いである。
しかも、途中から重低音の連続のダメージが聴覚に蓄積されてきて、中音域が聞きづらくなるという症状も出始める。
お目当てのcapsuleを拝む前に、はやくも満身創痍。
「いい加減もうだめ」な状況になってようやくヤスタカ氏登場。
ひとしきりソロでやったのち、コシコ登場。
コシコは相変わらず、というかパワーアップしてお人形さんのようにキュート。
一同大いに盛り上がる。
最新アルバムの「more!more!more!」と「sugerless girl」「Flash Back」あたりの楽曲が中心で「capsule rmx」などからの楽曲もあった。
当然、初期の「東京喫茶」とか「music controller」などの楽曲はなし。
いっぺん生で聴きてぇなぁ。
印象に残ったのは曲は、自分でも意外だったのだが「Starry Sky」。
重低音がでかいスピーカーで聴くとすさまじく、曲調の展開具合が、ああいった薄暗がりに密集する群衆にとてもマッチしていた。
サビの次の部分のメロディにスクラッチ音の混じった印象的な高音があり、そこがきっちりと聞こえていたらいうことなしだったのだが、スピーカーの問題なのか、こちらの耳の問題なのか、低音部の音圧に負けてあまり聞こえなかった。残念。
あと、more!more!more!の強烈なイントロへのつなぎ方も、茶目っ気があってよかった。
クラブサウンドで多用される四つ打ちのリズムというのは、ホモ・サピエンスの共通APIに基づいている感じがあって、なっていると強制的に身体が動かされてしまうわけだが、中田サウンドは、そこに、絶妙に違和感のある音波を乗っけてくるところが心地よいのだと思った。
単純に美しいメロディだけではあそこまで印象には残らないだろう。
自分的に発見だったのは、縦ノリになると、腰が痛くてもわりと自動的に跳ねられたこと。
これはゴール裏で培われた条件反射みたいなものなのだろう。
ジャンプの質が微妙にゴール裏っぽくなっているような気もした。
疲労感と高揚感がごっちゃになったなんともいえないいい気分で閉幕。
2400時近くになって、よれよれになってLOTSを出る。
他の都市では朝までやっていたりしたらしいので、まったく頭が下がる。
で、翌日は痛めた腰を癒そうと、岩室温泉「だいろの湯」へ。
このあたりは年齢相応な感じ(笑)。
岩室温泉はちょうど武蔵野美術大学と組んでアートサイト2009というのをやっていたので少し散策する。
天地人の幟と、アート作品と、温泉街の看板が入り乱れる不思議な風景がひろがっていて面白かった。
温泉街と小規模なアートイベントというのは、多分相性がよいのだろうな。
「だいろの湯」にじっくり入って、クラブ疲れをじんわりと癒し帰宅。
capsuleも、温泉街でやってくれれば、湯治しながらじっくり聴けるのにと思った(笑)。

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コメント
てか、アウェイに行き、現地のスーパー銭湯に寄る図と、なんら変わらんじゃないか(笑)!
投稿: koikel | 2009年3月11日 (水) 00時50分
確かに、身体にかかっている負担と、その回復という一連の流れは一緒ですなぁ(苦笑)。
投稿: Ivanov | 2009年3月11日 (水) 22時44分