追悼 植木等
植木等がこの世を去った。
昨年末青島幸男が亡くなってびっくりしていたら、今度は植木等である。
日本のマス・エンターテイメント(という言葉があるかどうかはしらないけれども)の骨格を作った人々が、次々に失われていくのは、本当に寂しいことである。
植木等がメインボーカルをつとめたハナ肇とクレイジー・キャッツという存在は、われわれが思っている以上に大きいのではないかと思う。
彼らが一世を風靡する以前と以後では、日本語のことばとしての骨格が違ってしまっているような気すらする。
とくに都会的な「軽やかさ」の表現の仕方というのは、よくもわるくも、彼らによって決定的に影響を受けているのではないだろうか。
碇屋長介がその著書『だめだこりゃ』で、クレイジーのセンスにはどうやってもかなわなかった、というようなことを書いていたが、ドリフの可笑しさというのも、クレイジーを踏まえた上で展開されているように感じられる。
多感な頃にに強く影響を受けたため、思い入れが強すぎるのかもしれない。
だれかきちんとした評論をしてくれないかと思う。
ともあれ、われわれに大きな影響を与えた人物がまたひとりいなくなった。
彼らの仕事への敬意の中から、これからも良質なエンターテイメントが生まれてきますように。
合掌。
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